西暦2036年。人工ブラックホールの研究を行う施設がありました。赤城教授（鳥居みゆき）は、時間遅延を引き起こす空間を使って、全人類に復讐を試みます。

本作は、同じ時間軸を3つの視点から描くクライムエンタテインメント。IT企業の警備員として働く高島誠人は、父が残した多額の借金を知らぬ間に相続し返済に追われていた。恋人へのプロポーズを控えた誠人は、知人の桝井から「勤め先の機密データを持ち出せば100万円を払う」という依頼を受けることに。しかし、そのデータが超高精度の“AI株価予想プログラム”だと気付き、報酬の増額を要求。これに激怒した桝井は誠人の妹を誘拐し、データとの交換を迫る。誠人が妹を助けるため指定場所へ向かうと、そこには桝井の遺体が転がっていた。物語は誠人がデータを持ち出す前に遡ると、データをめぐり交錯するさまざまな思惑や、誠人を取り巻く人物たちの本性が明らかになっていく。

君に届け！恋のミラクル・シュート。 　　某大学バスケットボール同好会。バスケをダシに合コンばかりやってるナンパ野郎のサークルだ。そこへ元日本代表のスポ根ゲイおやじがコーチにやってきた。生徒は誰もがやる気がないのを、何とかしようとスポーツの楽しさを教え込むはずが、ついイケメンだらけなのに引き込まれ、同性愛の楽しさを教えはじめてしまい…。 　　ゲイには人気が薄いバスケットボールのスポ根ラブストーリーだが、バスケで鍛えている、しなやかな肉体美もなかなか捨てがたいぞ！と再認識させてくれる作品だ。

本作は、息苦しい日々に病む女性・ナオミを主人公とした作品。支配欲の強い母親のもとで育ったナオミは、耐えきれずに実家から逃亡した先で無銭飲食をしてしまう。それをきっかけに今まで出会ったことのないユニークな2人とシェアハウスで過ごすことに。仕事をする人々を“奴隷”と呼び、朝食に冷えたビールを飲み、たばこの煙をくゆらしながら日々の生活を楽しむ酔狂な者たちに影響を受け、ナオミは徐々に本来の自分を取り戻していく。

An improvisational film study, a drama starring actors from a theater group, all shot in 8mm.

「おいしい毒」(脚本：秋元康、監督：堤ユキヒコ、主演：木内みどり) 　　「ハムエッグ」(脚本：秋元康、監督：堤ユキヒコ、主演：鈴木聖子) 　　「トランキライザー」(脚本：秋元康、監督：堤ユキヒコ、主演：平田満)

盗撮マニアの青年･野沢は、憧れのインストラクター･恭子を盗撮するため、清掃員としてフィットネスクラブに潜りこむのだが…。